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【プロオタク先輩インタビュー】第2回 和田晃一さん(ディエスコンサルティング株式会社代表取締役)特別編

  • プロオタク講座事務局
  • 2019年5月5日
  • 読了時間: 2分


“本オタク”である和田さんの得意技は「ブックレコメンド」。

ある課題を抱えた人に数冊の本を紹介、そこから解答を読み解いてもらうというもの。

「プロオタク養成講座受講者への推薦図書」を選んでもらった。



数冊の本でパラボラアンテナを作る


和田「簡単な問題は悩まないじゃないですか。方法を調べればわかるんだから。

だけど、複雑な問題になればなるほど、1個の理屈では解決できない。

この本読んだらその答えが書いてあるね、っていうことはないんですよ。

そうすると、ある複雑な問題に対して、いくつかの本を組み合わせたら、答えになるような「網」ができあがると。

その課題を捉えるためのパラボラアンテナみたいに受け皿をつくるイメージで、本を組み合わせて紹介しているんです」


――オタクの件で先に読んどいたほうがいい本はありますか。

和田「オタクならではの専門性を、狭さっていうネガティブなイメージでとらえず、そこが強みになるんだっていう本がいいでしょうね」



プロオタク養成講座受講者への推薦図書


――これを読まないと講座に参加できない、なんてことはなくて、興味があれば手にとっていただければありがたい。


子どもは40000回質問する』イアン・レズリー著(光文社)

好奇心の重要性を説いた本。好奇心と知識の関係を解き明かし、行き過ぎた知識量軽侮を戒める。オタクにとっては首肯しやすい内容。

原題は「CURIOUS The Desire to know and Your Future Depends on it」なので

直訳すれば「好奇心 あなたの未来は知りたいという欲求に委ねられている」。



反脆弱性(上下)』ナシーム・ニコラス・タレブ著(ダイヤモンド社)

オタクビジネス礼賛本と言っても良い本。脆弱性は堅牢に見える組織にあり、個人商店などの集まる市場のほうがしなやかで「反・脆さ」があるという話。

オタクの得意な試行錯誤、小さくても有効なオプションなど役に立つ視点が満載。

ベストセラーになった『ブラックスワン』のユーモラスで鋭い語り口はここでも健在。



逆転の生み出し方』アダム・モーガン、マーク・バーデン著(文響社)

原題は「A beautiful Constraint」(美しい制約)。

イノベーションは「制約」に対する態度で決まるという話。リソース不足でできない

というのは「犠牲者」の態度であり「変革者」は他人のリソースを利用する方法を考える。

オタクがプロ化で直面する様々な制約こそチャンスであり、制約に対してどのように振る舞ったら良いかがノウハウとして書かれているので実用性も高い。

 
 
 

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